貸切バスの達人が教える貸切バスの運行ルールを確認!ワンマン運行ができる条件とは?

貸切バスの達人
貸切バスの運転手配置には、ワンマン運行(=1人の運転手による運行)かツーマン運行(2人の運転手による交代制の運行)があります。この配置は条件によって変わり、どちらの運行かによってバス料金にも差が出てきます。少しでも料金を抑えて貸切バスを利用するならワンマン運行が理想ですが、運行可能な条件はどうなっているのでしょうか?今回は運転手の配置基準やワンマン運行の条件について解説していきます。

貸切バスの達人になるまでのチェックポイント1貸切バスの運転手の配置基準

貸切バス運転手

貸切バスではスケジュールを柔軟に組むことが可能なので、観光目的の旅行や送迎など様々な目的で利用されています。
国土交通省は、そんな貸切バスの安全確保のための決まりを「交代運転手の配置基準」として定めています。
この基準をオーバーしてしまっている計画の場合、運転手1名では走行できないため運転手は2名配置されることになります。
運転手2名のツーマン運行になるとその分バス料金も高くなるので、料金が気になるという方はまずスケジュールを組む前に、交代運転手の配置基準について知っておくと良いでしょう。
2012年に関越自動車道で起きた高速ツアーバスの衝突事故を受けて、国土交通省は「交代運転手の配置基準」を改正しました。
この事故は、1名の運転手が過剰な長距離・長時間運行を行ったことによる居眠り運転によって引き起こされたため、安全性を高めるためにより厳しい基準で配置基準が改正されました。
元々、改正される前の貸切バスの決まりである「交代運転手の配置基準」の中では、以下の条件が定められていました。

・運転手1人の拘束時間が16時間を超える場合
・運転時間が2日を平均して1日9時間を超える場合
・連続運転時間が4時間を超える場合


そして2013年8月の法改正では、さらに「高速道路を走行するバス運転者の1人あたりの運転上限を昼間500km、夜間400kmとする」という条件も追加されました。
1人で昼間走行と夜間走行の両方を行う場合は、合計走行距離は600kmまでの上限もあります。
以上の基準から、走行距離が上限を超える場合、運転手は2人必要です。

貸切バスの達人になるまでのチェックポイント2運転手の人件費を軽減するならワンマン運行

コストカット

貸切バスの料金は基本的に利用時間と距離によって計算されていますが、運転手2名の運行になるとワンマンの場合に比べて人件費がさらに追加されるので料金が高くなります。
運転手1名の料金と2名の料金とでは約1.5倍〜2倍になるとも言われており、できるだけ安くバスを借りたいという方はワンマン運行の貸切バスを選ぶのがおすすめです。
しかし、貸切バスのワンマン運行をするためには、細かい条件をクリアしなければなりません。
きちんと基準を確認し、ワンマン運行が可能なスケジュールを組むようにしましょう。

貸切バスの達人になるまでのチェックポイント3ワンマン運行が可能な条件

ワンマン運行に抑えた場合、配置基準の条件をクリアしなければなりません。
それでは、ワンマン運行が可能となる条件を見ていきましょう。

・運転手の拘束時間(総合労働時間)
運転手1名の拘束時間は、原則1日最大13時間までとなります。
これは運転時間が13時間までということではありません。
13時間の中には、運行前のバスの安全点検や車庫からの出発、メインの運行、車庫に戻ってからの点検などの労働時間が全て含まれます。
運行前後に行う点検時間は合計2時間と定められており、車庫から乗降場所への回送時間も含めると、実際に乗客がバスを利用できる時間は最大で9〜10時間という計算になるのです。

・運転手の運転時間
運転手が1日に運転できる時間は原則で9時間までです。
運転時間とは、運転手がバスを実際に運転できる時間の上限が9時間ということです。
つまり、片道で7〜8時間かかる距離で貸切バスを利用したい場合は、回送時間も運転時間に含まれると考えるとワンマン運行は不可能なのでツーマン運行になります。
しかし、1泊2日の貸切バス利用の場合は、2日間の運転時間を平均して9時間になれば問題ありません。
たとえ1日目の運転時間が10時間でも、2日目に8時間以内なら基準をオーバーしていないということになります。

・連続運転時間
運転手1名が連続して運転できる時間は原則最大2時間です。
2時間運転したら15分間の休憩を挟むことが定められています。
休憩は主にPAやSAで取りますが、2時間で目的地に到着し、乗客がバスから降りた場合、運転手の待機時間も休憩に適用されます。

・休息時間
1回の運行から次の運行までに、運転手は連続して8時間以上の休息を取る決まりがあります。
運転手の休息場所は個室で1泊2食付きが原則であり、バスの中にいる時間は休息時間には含まれないので、1泊2日以上で貸切バスを利用する場合は、乗客が運転手の宿泊場所も合わせて手配することになります。

貸切バスの達人になるまでのチェックポイント4マイクロバスでは基本的にワンマン運行

マイクロバス

送迎や短時間利用に特化したマイクロバスでは、事実上ツーマン運行が不可になっており、ワンマン運行が基本になっています。
マイクロバスの座席は観光バスタイプの車両に比べて比較的に簡単な作りのものが多く、長時間・長距離走行は不向きです。
小型バスはツーマン運行も可能であり、料金もマイクロバスと変わりません。
少人数でも長距離の走行をする場合は、マイクロバスではなく小型バスを借りましょう。
しかし、小型バスは台数の少ないバスなので、早めに予約しないと希望日にレンタルできない可能性もあるので注意してください。
20名以上になるなら中型バスを検討した方が良いでしょう。

貸切バスの達人になるまでのチェックポイント5繁忙期の予約は早めに

繁忙期

企業のコスト削減の影響もあり、貸切バス業界では深刻なドライバー不足の現状に陥っています。
そのため、車両自体の空きはあっても、運転手が足りないため運行ができないというケースもしばしばです。
貸切バスの繁忙期である4月下旬〜6月上旬、7月下旬〜お盆まで、9月末〜11月末の期間は、直前予約ではレンタルできない可能性もあります。
繁忙期に貸切バスをレンタルしたい場合は、できるだけ早めに予約しておくことが重要です。
また、繁忙期以外でも、土地によっては貸切バスの需要も高く、運転手が不足しがちになるので予約が取りづらい可能性があります。
特に東京や大阪などの主要都市や京都、北海道、沖縄など人気観光地での貸切バスは人気が高いです。
長時間・長距離利用の計画が決まったら、早めに貸切バスの予約を取るようにしましょう。

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