貸切バスの達人が教える命を守るために大切!バスの種類で変わるシートベルトに関する法律

貸切バスの達人
高速バスや貸切バスに乗ると、シートベルトの着用を促されます。補助席にシートベルトが取りつけられている車両も多いです。しかし、路線バスにはシートベルト自体が設置されていません。そもそも、バスのシートベルトは必ずしなければならないのか、詳しく知らない人もいるでしょう。そこで、バスのシートベルトに関する法律やシートベルトの重要性について解説します。

貸切バスの達人になるまでのチェックポイント1路線・高速・貸切で変わる?バスのシートベルトに関する決まりごと

シートベルト

シートベルトに関する決まりは、バスの種類により異なります。2008年6月から、乗用車の場合は運転席と助手席だけでなく、後部座席を含むすべての座席で、シートベルトの着用が義務づけられました。しかし、乗車定員11人以上の路線バスには、シートベルトの設置義務や装着義務はありません。一方、高速バスや貸切バスは高速道路でも一般道でも、必ずシートベルトを着用しなければならないと道路交通法で決まっています。さらに、2016年1月に長野県軽井沢町でスキーツアーバスが横転した事故を受けて、旅客自動車運送事業運輸規則と道路運送車両法施行規則、道路運送車両の保安基準の一部が改正されました。

貸切バスの達人になるまでのチェックポイント2バスの補助席のシートベルトに関する決まりとは?

補助席

道路運送車両の保安基準が一部改正になったことから、2016年11月15日から、大型高速バスなどの補助席でもシートベルトの設置が義務化されました。貸し切りバスの補助席でも、必ずシートベルトをつけることになっています。大型バスの補助席にはシートベルトが装備してあるケースが多いものの、小型バスやマイクロバスの補助席には、シートベルトがないことが多いです。特に、2016年11月以前に作られた古いマイクロバスには、シートベルトが設置されていない場合が多いので気をつけましょう。なお、シートベルトがない補助席には乗車できません。また、中型バスとミニバスは補助席自体がない場合も多いです。

貸切バスの達人になるまでのチェックポイント3バス会社は責任重大!シートベルトをしなかった場合の罰則

罰則

高速バスや貸切バスで乗客がシートベルトをしないと、バス会社が行政処分を受けることになります。高速道路でシートベルトをしていない場合は減点1点、一般道の場合は口頭注意です。いずれの場合も反則金はありません。ただし、例外的にシートベルトの装着を免除される場合もあります。ひとつは、シートベルトがもともとついていない車に乗車している場合です。また、ケガや障害、妊娠などでシートベルトを装着できない場合も免除されます。妊婦ではなくとも、体型的にシートベルトの装着が難しい場合も同様です。乗車人数内ではあるものの、シートベルトの数が足りないときや、車をバックするときも、例外的にシートベルトを装着しなくても良いとされています。乗車定員以上であっても、子どもを乗せる場合はシートベルトをしなくても違反にはなりません。

貸切バスの達人になるまでのチェックポイント4危険度が格段に上がる!シートベルトをしなかった場合のリスク

渋滞

シートベルトを着用しなかった場合、高速道路では約9倍、一般道路も含めると約14倍、命に係わる危険性が高くなります。シートベルトをしない状態で交通事故が起きた場合、車外に放り出されたり全身強打したりする可能性があり、非常に危険です。激しい衝撃を受けた場合、前の座席や車の天井に叩きつけられるだけでなく、車外に放り出される可能性もあります。アスファルトに体を強打したり、後続車両にひかれたりすれば、命に関わる大ケガを負うこともあるでしょう。さらに、シートベルトを着用していないと、事故の衝撃により前方に投げ出される可能性もあるのです。すると、前席の人がエアバッグとシートの間に挟まれたり、前席に頭をぶつけたりして、大きなケガを負うリスクが上がります。シートベルトを着用することで、自分だけでなく、周囲の乗客の命を守ることにもつながるのです。

貸切バスの達人になるまでのチェックポイント52種類あるバスのシートベルト

シートベルト

バスに設置されているシートベルトには、2点式と3点式の2種類があります。2点式とは、乗客の腰部分のみで締めるタイプのシートベルトです。大型バスや中型バスに多く、特に古いタイプの車両によく見られます。一方、3点式は片方の肩から反対側の腰の位置で締めるタイプです。後席が2点式でも、事故が起こったときの危険性が高い前の座席は3点式になっているバスが多く見られます。新しいマイクロバスも、3点式のシートベルトを採用している車両が多いです。また、シートベルトには「ELR」と「ALR」いった方式があります。
ELRとは「緊急時ロック式巻取り装置」のことで、衝突したときや急ブレーキをかけたときなど、負荷がかかった場合のみ自動的にベルトがロックされ、体を固定する方式です。衝突時にベルトが巻き取られると同時にエアバッグが作動する「プリテンショナー機能」や、過剰な負荷がかかるとベルトの締めつけが調整される「ロードリミッター機能」が装備されている車両もあります。
ALRは「自動ロック式巻取り装置」と言い、ベルトを引き出した後でわずかでも引き込まれると、ロックがかかるタイプのベルトです。ELRとALRを組み合わせたタイプのシートベルトも存在し、主にチャイルドシートを取り付けるために利用されています。通常時はELRが機能しますが、ベルトを一定の長さまで引き出すと、ALRの機能が働くという仕組みです。バスでチャイルドシートを使用する場合は、シートベルトの方式も確認しておくと良いでしょう。ただし、チャイルドシートを設置できるタイプの座席と、設置できないタイプの座席があるので、事前にバス会社に問い合わせておくと安心です。

貸切バスや高速バスでは必ずシートベルトを締めよう
貸切バスや高速バスで一般道を走っていると、スピードが出ていないからとシートベルトを外しがちです。路線バスではシートベルトの着用義務がないこともあり、油断してしまう人もいるでしょう。万が一、取り締まりを受けたとしても、乗客には罰則がありません。しかし、シートベルトを装着していないと、バス会社が罰を受けるだけでなく、事故が起きたときのリスクも大きくなってしまいます。さらに、シートベルトを着用しない状態で事故が発生し、被害が大きくなった場合は、シートベルトをしていなかった側の過失とみなされる場合が多いです。事故に巻き込まれたときも、シートベルトを着用していた場合と、着用していなかった場合とでは、補償に差が出る可能性があります。自分の身を守るためにも、貸切バスや高速バスに乗るときは、必ずシートベルトを締めましょう。

貸切バスの達人が教える!

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