突然のルート変更はOK?貸切バスのルート変更のルールを確認しよう

少人数での旅行はバスや電車などの公共交通機関の利用が便利ですが、大人数での移動は貸切バスを利用すると快適な旅になります。貸切バスは自分たちで行きたい場所や時間などを設定できて便利であり、集合場所も決められるので自由度が高いです。巡るルートは事前に伝えておきますが、貸切バスで観光をしているうちにルートを変えたい場合にも自由に変更できるのでしょうか?今回は貸切バスを利用する時に当日のルート変更が可能かどうかや、ルート変更したい時に覚えておきたいポイントなどについて見ていきましょう。

  1. POINT1

    貸切バスは行き先や集合時間などを自由に設定できる

    旅行

    通常の公共交通機関はバス停や駅が決められており、決められた場所以外では乗り降りできません。
    しかし、観光したい場所によってはバス停や駅から離れていることもあり、大人数で歩いて移動するのは大変な場合もあるでしょう。
    貸切バスであれば他の乗客がいないので、自由に行き先を決められて快適に旅行を楽しめます。
    また、バス停や駅で集合する時に集合場所から遠い方は移動時間がかかり不便です。
    大人数で1つの場所に集まると広いスペースが必要となり、他の利用客への配慮も必要となります。
    しかし、貸切バスは集合場所も自由に決められるので、好きな場所から乗車できスムーズに旅を始められることがメリットです。

  2. POINT2

    貸切バスで当日のルート変更は原則不可

    禁止

    通常のバスや電車などの場合、旅行当日になって違う場所へ行きたい時、路線を変更すれば自由にルート変更ができます。
    しかし、貸切バスでの当日のルート変更は原則できません。
    なぜルート変更ができないのか、その理由には次のものが挙げられます。

    ・安全確保のため
    貸切バスはお客様を事故なく安全に目的地へ送り届ける義務を持っているため、当日のルート変更は原則できません。
    事前に聞いていたルートを安全に通行する道筋を考えているので、突然ルートを変更すると安全に通行できる保証ができなくなってしまいます。
    また、貸切バスの運転手は、自分で行き先を変更してはいけないことが法律で定められています。
    ルートは運行管理者が作成した運行管理表に則っており、決められたルートを通行することで安全確保をしているのです。

    ・料金が変わるため
    距離や利用時間で料金を割り出しているため、当日のルート変更をすれば利用料金が変わってしまいます。
    料金の先払いが必要な貸切バスも多く、後で料金が変わるとなると旅費の管理が複雑になります。
    あらかじめ伝えられたルートで料金を計算して請求しているので、当日のルート変更はできなくなっているのです。

  3. POINT3

    行き先やルートを決めておく必要がある理由

    安心

    運行管理表によって貸切バスのルートは管理されていますが、なぜ行き先やルートは事前に決めておかなければいけないのでしょうか?
    ここでは、行き先やルートを決めておく必要性について解説していきます。

    ・安全に通行できるルートかを確かめる
    大人数で貸切バスを利用する時は大型バスでの移動になりますが、ルートによっては細い道で通行できない場合もあります。
    通常の車では通れる場所も大きなバスでは通れないこともあるので、事前にチェックしておかなければならないのです。
    当日にルート変更をすると、変更したルートが通行できずに安全が確保できなくなる可能性もあります。

    ・運転手が安全に運転できる時間を調整する
    自家用車を長時間運転していると、段々疲れたり眠くなったりすることもあるでしょう。
    貸切バスの運転手も同じで、さらに大切なお客様を乗せているので多くの神経を使います。
    疲労や眠気、集中力の低下は事故のリスクを高めるため、貸切バスの運転手は2時間おきの15分休憩が義務付けられています。
    当日のルート変更で移動時間が伸びてしまった場合でも、休憩しないでそのまま運転することはできないのです。
    ルートや行き先を決めることは、運転手が安全に運転できるスケジュールかどうかを管理するためにも重要です。

  4. POINT4

    スケジュール変更を想定している場合は事前に対応を相談

    相談

    利用するシーンによっては、スケジュール変更の可能性が分かっている場合もあります。
    ここでは、例を挙げながらスケジュール変更の事前相談方法について見て行きましょう。

    ・試合の勝敗によって帰り時間を変えたい
    大人数で部活やクラブなどの試合会場へ移動する時は、貸切バスでの移動が便利です。
    しかし、試合内容によっては予定していた時間よりも早く試合が終了し、帰りの時間を変更したい場合もあるでしょう。
    トーナメントを例にすると、勝ち進んで最後まで試合に出た時の帰り時間、途中で負けて早めに帰る時間の両方でスケジュールを作成し、貸切バス会社に見積もり請求をするのがおすすめです。
    予約する時に料金を支払う必要がありますが、最後まで残った時の利用料金を支払うことが基本となります。

    ・天候によってスケジュールを変えたい
    雨が降ったら観光できない場所をルートに入れている場合、晴れた時と雨の時それぞれのスケジュールを考えましょう。
    2つのスケジュールを貸切バス会社に提示し、対応可能かどうかを相談し見積もりをもらいます。
    予約する時はどちらかのスケジュールで利用料金を支払い、旅行後に清算するとスムーズです。

  5. POINT5

    突然の悪天候や急病でのルート変更について

    悪天候

    旅行当日になって台風によって予定していたルートが通行止めになった場合や、急病者が出てスケジュール通りに旅行できなくなる場合もあります。
    その場合の当日のルート変更方法は、旅行が始まる前であればすぐに貸切バス会社へ連絡してプラン変更の相談をしてください。
    旅行中にやむを得ずルートを変更する時は、運転手が自分でルートを決めることはできないので運行管理者によって変更ルートを決めます。
    バスを利用する人の都合によってルート変更になった場合は、払い戻しにならないので注意が必要です。
    災害によるルート変更は払い戻しになる場合もありますが、貸切バス会社によって対応が異なるので問い合わせてみるといいでしょう。

    自由に行き先や集合場所を指定できる貸切バスですが、安全確保や運転手の運転時間調整などのため当日のルート変更は認められていません。
    ただし、あらかじめスケジュール変更が分かっている場合や悪天候・急病などで当日のルート変更の必要がある時は、貸切バス会社に相談して確認を取りましょう。

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