世界記録!1回の充電でなんと約1,772.2km!米プロテラ社のEVバス「キャタリスト E2マックス」 | 貸切バスのバスネゴ

日本と世界のバス日記世界記録!1回の充電でなんと約1,772.2km!米プロテラ社のEVバス「キャタリスト E2マックス」

Photo by Proterra

2017年9月19日火曜日、カリフォルニア州に本社がある電気バス(EV)製造会社プロテラ社は11キロボルトに相当する660kWh相当の電池を搭載したキャタリストE2マックス(Catalyst E2 Max 18トン、約12メートルのバス)が1回の充電で1,101.2マイル(1,772.2km)をインディアナ州ナビスターのテストコースにて走行したと発表。これは、再充電なしで電気自動車が走行する最長距離の世界記録になりました!(ちなみに、このプロテラ社、2015年9月では、1回の充電で258マイル(約415km)の走行距離だったので2年間で飛躍的な進歩を遂げたことになります。)

今までの電気自動車による最長距離記録は、2011年のドイツ車の軽量の実験用シングルシートの電気車両による36時間1,013.8マイル(1,631.5キロメートル)ですので、プロテラ社の技術の進歩はバスとしても電動自動車としても素晴らしいものであるといえるでしょう。ちなみに、バスの記録としては、2015年の633マイルが最高記録でした。

なんといっても今回の記録は、平均的なバスの1日の走行距離(350マイル 約560km)をはるかに超えたということで、将来の電気自動車の有望性を証明したことにもなります。

Photo by Proterra

もう一つの気なることといえば、このバスの充電にどのぐらいの時間がかかるのかということ。プロテラ社は、バス用のハイスピード充電システムも開発しました。600kWhのバスをフル充電するには、少なくとも1時間はかかるようですが、通常使われる配達用のトラックやごみ収集車というような車両は、街中を低速で発信発車を繰り返すので、電動パワートレインの強みが生かすことができ、また、車両そのものは、ルートの終わりに充電が可能なので、これらの車両にとっては、充電時間は特に問題にならないと言えそうです。

今後数十年のうちにガソリン車、ディーゼル車の販売をなくすといっている都市や国があるなかで、この電気バスの進歩がそれを可能だと証明したと考えてもいいかもしれませんね。そして、日本の公共バスや貸切バスも電気バスになる日はいつなのでしょうか?環境にやさしく、静かでクリーンなバスが街を走る日もそう遠くはないかもしれませんね。


 

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